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2019年 2月 6日 幸せに働くために
こんにちは!担任助手の高橋賢です。
今週は「社会に出て働く」ということについて話しています。
僕は「人生の幸せ」と併せて話そうと思うので、気になる方は見ていってください。
「働く」と「幸せ」
まず、あなたにとって働くとはどのような目的で行うものですか?
加藤先生が先日、4つほど働く理由をあげてくれましたね。
どれも真っ当な理由だと思います。
その目的は大きく分けて「対人関係」と「自己実現」にまとめることができます。
アドラー心理学の入門書として名著の『嫌われる勇気』でも
「全ての悩みは対人関係によるものである」
という記しているくらいです。
(なので自己実現も広義に対人関係の一種なのですが、一旦分けます。まずは続きをご覧ください。)
お金や自身の成長のために働くことは、「自己実現」のため、
社会貢献の思いや、この人たちと働きたいなという思いは「対人関係」のためです。
だからこそ、自分が仕事を選ぶときには
自分の人生の時間を費やしてやるべきことなのか(自己実現が達成できるか)
心の拠り所としたいコミュニティであるか(対人関係が良好かどうか)
が非常に重要になります。
僕は5年間この仕事を続けているので、少なくともその価値は十分高いと判断しています。笑
ある和尚さんの教え
あなたは日本理化学工業株式会社をご存知ですか?
簡単に言えばチョークの生産工場なのですが、現在84名の社員のうち62名が知的障がい者の方なのです。
お互いの価値観などの違いもあり、この会社の経営は一筋縄では行かず、悩むことも多かったそうです。
彼らにとっては覚えるのが大変な作業もあり、仕事を失敗してしまうことも少なくありませんでした。
それでも健気に仕事をしてくれる障がい者の方を見て「どうしてあんなに頑張ってくれるのか」と社長は不思議に思い、
和尚さんの下へ訪ねて相談したところ、和尚さんはこんな言葉をかけてくれました。
人間の幸せは、ものやお金ではありません。
人間の究極の幸せは次の四つです。
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
そして、人から必要とされること。
愛されること以外の三つの幸せは、働くことによって得られます。
障害をもつ人たちが働こうとするのは、
本当の幸せを求める人間の証(あかし)なのです。
障がい者の彼らも、ただ施設で保護されるだけでなく、人の役に立ち、褒められたい、必要とされたいと思う立派な社会人であるということを社長は気付かされたのです。
そして、働くということが当たり前になっていた社長にとって、それがどんなにかけがえのないことなのかを痛感しました。
それから社員全員との対人関係を見直し、様々な施策を講じて会社を成長させ、社員全員を幸せにするという目標に向かって今も努力しています。
この話を聞いたとき僕はとても共感しました。
前半で自己実現の話をしましたが、それも結局は「手段」でしかないことです。
お金を手に入れた先に何をしたいのか、
自分を成長させた先に何をしたいのか、
その先にあるのは他者への貢献であり、自身の幸せです。
つまりは全て「対人関係を解決して自分も周りも幸せにする」という帰結になるわけです。
あなたの幸せとはなんでしょうか。
「将来」を考えるときに職業や年収だけを考えるのではなく、
「将来どう幸せになりたいか」と考えてみるのもいいんではないでしょうか。
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