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2019年 5月 17日 中だるみ防止のための「正しい目標設定」
こんにちは!東進ハイスクール千歳船橋校担任助手の高橋賢です。
今週は「中だるみを防止する」ということをテーマにブログを更新しています。
今までの記事も、私としても参考になるものが多いです。笑
まだ見ていない方は是非ご覧下さいね。
さて、私の中での中だるみ防止策はズバリ
「中間目標の正しい設定」
です。これに尽きると思います。
『そんなの知ってるし、やってるよ!(でも上手くいかないんだよなあ…)』
というそこのあなた、その目標設定、本当に正しいですか?
今日はあなたの目標設定が良くなる方法について教えようと思います。
準備:そもそも「中だるみ」を感じている人は…
このブログを見てくれているということは、少しでも「中だるみ感」を感じている人だと思います。
まず、「中だるみを感じている」ということは「今の自分と理想の自分がかけ離れている状態」ですよね。
「理想の自分」があるということは達成したい「理想」ないしは「目標」があるわけです。
「痩せたい」「この志望校に受かりたい」「韓国語を喋れるようになりたい」
…こんな具合に、比較的大きな漠然とした目標があるはずです。
ここではそれを「夢」と呼ぶことにします。
さらに、その夢の奥に、まだまだ強い思いがありませんか?
「”モテるために”痩せたい」「”弁護士になりたいから”この志望校に受かりたい」「”韓国に住みたいから”韓国語を喋れるようになりたい」
…目標には必ず「目的」があるはずです。
ここではそれを「志」と呼ぶことにします。
さて、「中だるみ」を感じているあなたは実は強烈な「夢・志」を秘めているはずです。なのに、頑張れない・続かない自分がいる…
今から少しずつそれを変えていきましょう。
そのためには、自分の「夢・志」をもう一度明確に、強く思い描いてください。
目標を設定するための「SMARTの法則」
SMARTの法則、というものがあるのをご存知でしょうか?
これはより最適で達成可能な目標を定めるフレームワークです。SMARTとは以下の要素の頭文字からつけられています。
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性)
- Timely(期限)
です。つまり、
目的との関連性が明確であり、そのために何をすべきか具体的であり、期限内に達成可能で進捗が測定可能な目標
が正しい目標設定である、というのがSMARTの法則です。
あなたの目標設定は、これらがきちんと守れていましたか?
『確かに、やるとは言ったものの曖昧だったな…』
という人は、これに沿って見直してみましょう。
「なぜ」を理解しよう
正しい目標設定についてSMARTの法則を教えましたが、ただそれに沿って目標を立てれば上手くいく、という訳ではありません。
上手くいくためには2つのことを意識してください。
1つ目に、「準備」の節で言ったように目標の先のゴール、つまり夢・志を意識すること。
2つ目に、「なぜこれが正しい(有効である)のか」を考えること、です。
これらは個人の価値観や考え方によるので、正解はないです。
ただ僕なりの解釈としては、結局
「大きな課題は小さく切り分けて考える」
ということであり、同義的に
「行動に至るまでの心のハードルをどれだけ下げられるか」
ということだと思います。
前者はかの有名な哲学者ルネ=デカルトの「困難は分割せよ」という思想に影響されて言語化したものです。詳しく知りたい人は『方法序説』並びにその関連著書を見てみるといいでしょう。
後者は私が高校生のころから実践していた思想です。
今の自分から行動までが長いと、どうしてもハードルが高くなります。
例えば、
「明日から1日15時間勉強頑張るぞ!」
と意気込むだけでは、実際できないことのでは方が多いですよね。また、それが達成できないと分かった段階でやる気が削がれて、結局5時間もできない、なんてこともあるかもしれません。
何気なく決めた行動目標は、その間の細かなステップが大量にあります。
なので私が毎日決めていた行動目標は
「目を覚ましたら5分以内に立ち上がる」
です。その先に、
「15分以内に朝食と歯磨きを済まし、20分以内に仕度して家を出る」
「校舎に着いたらまず60分単語勉強、進め方は…」
…などがあります。その日の最初の行動を目標化することで、心のハードルを極限まで下げ、達成することを前提とした目標設定が出来るようになったのです。
ちなみに私は布団が大好きだったので「すぐ起きる」ではなく「5分以内に立ち上がる」が最適でした笑
このように、なぜそれが必要か、正しいのかを理解したうえで正しい目標設定をして、実践できれば、きっとあなたの「中だるみ」もなくなることでしょう。
ここまで読み切ってくれたあなたなら、達成できる力は十分にあるはずです。
自分の「夢・志」を達成するために、まず最初の一歩。「立ち上がる」ことから始めましょう!!