2020年 5月 25日 マスコミ業界
こんにちは!
業界紹介8日目です。
今日は「マスコミ」業界の紹介をしていきます。
なぜ業界について紹介しているのかは校舎アルバムの業界紹介1日目をチェックしてみてください。
今日の紹介は以下の通りです。
1.マスコミ業界とは?
2.具体的な仕事内容
3.就くために入ると良い学部
4.その学部がある大学(偏差値順、国立私立別)
では、まず1つ目にマスコミ業界とはそもそも何なのかについて話したいと思います!
1.マスコミ業界とは?
みなさんも「マスコミ」という言葉を日常生活でよく聞くのではないのでしょうか?
最近ではメディアの影響力が絶大であるので、昔よりはよく耳にするようになったと思います。
ただ、マスコミがどのようなことをしているのか知らない人も多いのではないでしょうか?
マスコミは「マスコミュニケーション」の略称で、
“世の中にあるあらゆる情報を多くの人に伝えること”を意味しています。
主に電波などを利用してさまざまな音声、映像、文字などの情報を伝える「放送」、
ニュース情報などを紙面を通じて伝える「新聞」、
書籍や雑誌などを発行し、書店やネット通販で販売する「出版」、
商品やサービスなどのメッセージをメディアを通じて伝える「広告」などがあります。
「テレビ」は速報性で映像での表現力も高く、
「新聞」は時事問題などの解説に優れています。
「雑誌・書籍」などはテレビや新聞で取り上げられない、少数派の意見を発信することができます。
人々に情報を発信する手段の中でもそれぞれが違う特性を持っており、マスコミ業界で働いている
方々はそれらの特性をしっかり使い分けて、情報を届けているんですね。
また現代ではデジタル化が進み、情報を伝える手段のなかでも日々変化はおきています。
各新聞社や出版社は、新聞・書籍のデジタル化・電子化を進め、
広告業界は、デジタル化に合わせネットでの広告が普及しており、
ネット広告企業の活躍が目立ってきています。
放送業界は、テレビ局とは異なったスタイルの事業を展開する外資系企業が参入し、
定額制で独自のコンテンツを楽しめたり、タダで見放題だったり、いろいろな工夫がされています。
マスコミ=テレビのイメージが強いですが、テレビ以外にも様々な業界があり、
私たちの生活には欠かせない情報源となっているものも多いですね。
軽くまとめると、
「メディアを通じて多くの人々に多様な情報を届ける」
のがマスコミ業界の仕事です。
2.具体的な仕事内容
では、具体的にどのような仕事をマスコミ業界はしているのでしょうか?
先ほど説明した通り、マスコミ業界には放送、新聞など様々な業界が含まれています。
それぞれの業界でやるべき仕事や職種が違うので一概と「マスコミ業界ではこんな仕事をやるんだ!」と言い切ることは難しいです。
なので、それぞれの業界の代表的な仕事を見てみましょう。
まず放送業界についてです。
放送系の仕事ではCMやテレビ番組など様々な映像を扱います。
それらを扱う放送系の職種は大きく「制作職」と「技術職」の2つに分けられます。
制作職は言葉の通り、番組制作や番組の進行管理を行います。
テレビやラジオなどの放送業界で活躍している「ディレクター」と呼ばれる職種は制作職の1つで、照明、音声、美術などを担当する多くの制作スタッフとともに、テレビやラジオの番組を制作するために必要な仕事をします。
番組の企画、取材、撮影、台本作りと、やるべき仕事は山ほどあります。
またこれらディレクターを監督するのは、「プロデューサー」という職種になります。
言い換えると、プロデューサーはテレビやラジオ番組制作における
すべての責任を負う重要な職種です。
制作職では、ディレクターやプロデューサーが重要な役割を担っていますが、
それだけでは番組は完成しません。
たとえば、報道番組には報道や実況を担当する
アナウンサーやキャスターといった職業も必要になります。
次に「技術職」についてです。
技術職は放送システムの維持や管理を行います。
カメラマンや音声・照明・美術を担当するスタッフやCG制作、
テレビ放送を支える電波や電気系の技術者もすべて技術職に当てはまります。
また、技術職は現場では出演者だけでなく、ディレクターなど多くのスタッフと
連携したスムーズな作業も求められるため、随時コミュニケーションを取りながら
仕事を進められる協調性も必要になります。
カメラマンは現場での撮影や中継、などそれぞれの職種によって具体的な仕事内容は
変わってきますが、全体的に見て技術職は、
多くの人とコミュニケーションをしながら各々の技術が必要な職種です。
長くなってしまいましたが、次は新聞業界についてです。
新聞業界では「新聞記者」、「校閲」という2つの職種が新聞業界にしかない特有のものです。
新聞にはいくつかのセクションがあり、政治、経済、社会、国際、生活情報などに分かれているのが普通です。新聞記者はこれらのセクションを受け持つことになります。
仕事の流れとしては、担当記者が取材した原稿を各セクションのデスクが
チェックして編成部へ送ります。そして編成部記者がその原稿を編集して、
さらに各記事に見出しをつけて新聞がほぼ出来上がります。
最終的には校閲へ回され、そこで校閲部員が言葉遣いや誤字を細かくチェックし、
新聞が出来上がります。
軽くまとめると、記者はニュースや特集記事のための情報を収集し、
校閲は記事の中で使われている用語やデータをチェックして間違いがないか確認する
のが仕事です。
次に出版業界です。
出版業界での仕事内容は、簡単に言えば書籍や雑誌を企画・制作する仕事です。
雑誌や本などの出版に携わる出版系には、ライターや編集者などの職種があります。
ライターは、出版社などの依頼に基づいて、雑誌や本、WEBサイトに掲載する記事を執筆するのが
主な仕事です。
芸能やグルメ、旅行などそれぞれの専門の知識を活かした執筆を担当します。
校正(誤字脱字を正すこと)やリサーチといった業務も行います。
編集者は、雑誌や本の企画や編集、取材まで多岐にわたる仕事をこなします。
イラストレーターやデザイナー、ライターなどに仕事を依頼し、
それらをまとめるなど本や雑誌が完成するまでの全工程に携わります。
最後に広告業界についてです。
広告業界では、簡単に言うと、広告の企画や制作進行、販促などの
幅広い仕事を行います。
また、業界の中でも様々な部門に分けられており、それぞれ違う仕事を任されています。
代表的な部門は6つあります。
営業部門: 広告主のニーズを把握し、さまざまな提案を行い、広告戦略を具体化させていく。
クリエイティブ部門: 言葉で、ビジュアルで訴求力の強い広告表現を創り出す。
マーケティング部門: マーケット情報を収集・分析・管理すると同時に、世の中の現象も分析し、広告戦略を導き出す。
メディア部門: 新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどの媒体社と折衝し、的確な広告スペースを確保する。
SP(セールス・プロモーション)部門: イベント、講習会、プレミアム、店頭ディスプレイなどの新しい広告・表現方法を駆使する。
PR(ピーアール)部門: 広告主のイメージを高め、知名度を向上させるために活躍する。
上に書いた通り、それぞれの部門で大きく仕事内容が変わるので
就職する前にどの部門にいきたいか明確化したほうがいいです。
マスコミ業界の中でも業界は、放送・新聞・出版・広告に分かれているうえ、
その中でもいくつかの部門に分かれているので、興味がある人は自分で詳しく調べておきましょう!!
3.就くために入るとよい学部
マスコミ業界では様々な仕事があるため、文系・理系関係なく幅広く募集しており、
就職に資格も必要ありません。
ただ、
文学部
社会学部
出身の方が多いようです。
マスコミ業界は言葉を使う仕事なので、文学部出身の方だと強いかもしれません。
また、社会学部ではメディア学を学べる大学が多いので、あらかじめ勉強しておくのも就職に有利になると思います。
4.その学部がある大学(国公立・私立)
まず文学部からです。
次に社会学部です。
社会学が政治学部や経済学部などに細かく分かれている大学が多いので、
「社会」学部という学部は思ったより少ないです。
すごく長くなってしまいましたが、以上でマスコミ業界の紹介を終わります。
現代の私たちの生活にかなり身近になったマスコミ業界ですが、
思っていた以上に職種があって個人的にびっくりしました。
もしマスコミ業界に興味がある人がいたら、載せきれていない情報もたくさんあるので、
自分で一度調べてみてください!
明日は「官公庁・公社・団体」業界について話します!
お楽しみに!